麻プロについてのモノ申し
麻プロについて。
オフ会等で会った人間によく言われることの一つに、
「ホモ女さんは麻雀プロ本当嫌いですよね」
とのフレーズがある。
これは大きな誤解というか、認識が少々異なっている。
麻プロをこよなく愛していたが、大いに失望してしまった故の今がある。
僕が麻雀を始めたのは浪人時代のこと。
高校時代の友人(通称:おのっち)が自宅に全自動卓を所有しており、毎週のように開帳していた話を聞いていたのでなんとなしに教えてもらったのがきっかけだ。
まずはルールを教わりはするものの、フリテンという謎ルールを筆頭に複雑なルールに頭を悩ませた。
ただ、とにかく友達と共通のゲームをするということが楽しかったのでとりあえず勉強することにした。
毎日インターネットで麻雀ルールのサイトを見て暗記、役表も印刷して持ち歩いていた程で、アウトプットのために麻雀アプリも始めた。
(ちなみにアプリは天極牌、もっぱら一局戦だけを延々とやり続けたのをよく覚えている。)
1か月もたてば当然人並みに大方の流れ通りにはやれるようになったため、毎週末おのっちの家に通い徹麻していた。
だが、対子があればすべてポン、何でもかんでも対々に向かっていた僕は当然負け頭だった。
「なぜ勝てないのか?麻雀はほぼ運だけのゲームと聞いていたのだがおかしくないか?
」
新たに勝ち方を模索した僕が出会った本は、
井出洋介pのよくわかるシリーズだ。
衝撃だった。
筋や間4軒等、全く未知の知識が書かれており、僕はのめりこむように麻雀戦術本を読み漁ることになった。
土田本の筋対子ももちろん信じていたし、森山本のガッツ溢れる1点読みももちろんすげぇとなっていた。
となると、当然の如く著者である麻雀プロ達の対局を実際に見ようとなるのだが、現在の用にMリーグやRTDリーグ等Abemaで気軽に見られるような環境は無かった。
そのため、youtubeでひたすら動画を漁り、日々モンド杯や連盟Aリーグの無料配信等を閲覧し「麻雀プロってすげえ!!!!!」となっていた。
その頃の僕にとっては麻雀プロは崇高なもので、プロフェッショナルとして素直に尊敬していたし、正直に言うといつか麻雀プロになりたいな、とも思っていた。
だが、僕は麻雀プロにはならなかった。
それは、戦術本を読み漁る中で福地本に出会ったことが結果的に今に繋がっているのかもしれない。
↑僕が所持している麻雀本の一部
福地コンビニ本を読み漁り、フリーに日々突撃していた日々の中で(ホモ女魂のフリー突撃編はいずれ)、福地が天鳳なるネット麻雀プレイヤーであることを知り、僕も天鳳を始めた。
その頃はtwitterもせず、4だか5段だかで一度やめてしまったのだが、就活の時期になり突如暇になった+荒リーチが延々天鳳やっていた影響で僕も新たなアカウントを作成し打ち始めた。
その際の天鳳アカウントが"HOMO女"である。
思ったよりもサクサクと昇段し、実に500戦ほどかけて7段に昇段した。
これを機にtwitterを始めたのだが、これが麻プロに失望してしまった大きな要因。
色んな有名プレーヤーをフォローし、当初は麻雀についても純粋にアツく話していた。
があらん(通称:見た目サイコパス)に声をかけてもらったことがきっかけで、天鳳オフ会に参加させてもらい今も定期的に天鳳民と仲良くさせてもらっている。
が、日々を積み重ねるにつれ、麻プロはとにかくひどいことがよく見えてきた。
この一言に尽きるのだが、『麻雀しかできない人間』があまりにも多かった。
もちろんこれは一部の人間であり、多くの人はそうでないことも良くわかるが、
時間にルーズなのは当たり前、食事の作法が汚い、人間関係の距離感がおかしい、喫煙は当然、金銭感覚もルーズで約束は守れない…etc
にも関わらず、平然と他団体pの非難は一丁前に行う。
「おまえが気にしすぎだろ!」と言われるかもしれないが、麻プロである前に人としての姿を保っていない集団に憧れを持つことなどあり得るのだろうか?
有象無象の麻プロがよく言うフレーズにこんなものがある。
『麻雀をもっと世間に広めたい』
なるほど志は高い。
だが、その結果やっていることが人狼配信?酒飲み配信?それともよくわからん激おもろゲーム配信?
お前らがやっていることはそこらの大学生サークルの内輪ノリと同じだ。
最近の天鳳民サークル団体は目も当てられない。
そりゃそうだ。一端の大学生のまま、社会人を経由せず雀荘勤務+麻プロ入りもザラの世界はそうなるに決まっている。
僕が古い価値観であるのかもしれないが、そういったものはアマが身内でやるもので、プロを名乗る以上は我々麻雀打ちの憧れとなっていてもらいたいのだ。
僕は勝手に誰よりも麻プロを愛し、勝手に誰よりも麻プロに失望させられた。
過去憧れていたはずの麻プロは、もうそこにはいない。
HOMO女